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第1回 リュウ・タカハシ(Ryu)編|第2回 吉川 寛(ごう)編第3回 小前 昭二(ショージ)編
第4回 神薗 光子(カミゾノ)編


 野遊び屋の面白さの秘密に迫る「開発秘話」。
 第1回目の登場は、ニュージーランド(以下、NZ)からの出稼ぎガイド、自称「ガイドの鏡」のリュウ・タカハシ氏。
 リュウ氏は1998年にNZに移民し、現地でシーカヤック・ガイドとして活躍中だが、彼のホームフィールドであるエイベル・タズマン国立公園(以下、AT/NP)は、17社のシーカヤック・ツアー会社と100名のガイドが、なんと年間5万人もの訪問客をさばく、名実ともに世界一の商業シーカヤック・ゲレンデ。中でも彼の所属するエイベル・タズマン・カヤックス(以下、ATK)は、NZで最初に誕生したシーカヤック・ツアー・オペレーターであり、年間1万人近くを動員するNo.1カンパニーでもある。同社のベテランガイド達はなんと年間1,000名近くを海に連れ出すというから驚きだが、実はリュウ氏が同社の中でも一番ガイディング本数の多いトップガイドなのだとか!(昨年11月の「野遊び屋NZツアー」のホストや、野遊び屋ガイド小前 昭二氏が修行してきたのも同社。)
 また、彼は日本人としては唯一のニュージーランド認定資格保持者。日本各地で開催される『プロガイド・ワークショップ』の主宰者として、実際に日本人プロガイドの養成にもあたっている。
 なんと、冗談抜きで彼はシーカヤックガイドの第一人者だったのだ!
 今回は、その彼のニュージーランド流ノウハウが、いかに野遊び屋に活かされているかをうかがった。


― 経歴を拝見して驚きました。ホントに「ガイドの鏡」だったんですね。ホラ話ばっかりの「妄想スタッフ日記」の印象からは、とても想像できませんでしたが(笑)
リュウ・タカハシ(以下Ryu):いやぁ、ただの「ラッキーなホラ吹き」ですよ、私は(笑) 「鏡」だなんて、単なる冗談です。たまたま住みついたのが世界一のフィールドの近所で、たまたま拾ってくれたのが、南半球No.1といわれる会社だったんです。しかも就職当時はカヤッカーじゃなかったから、そんなことさえ知らないままに拾われたんですよ。「なんかよくわからん会社だけど、とりあえず潜り込んで職にありついたからラッキー」ってなもんで(笑)


― 呪い殺されますよ(笑) ところで日本人唯一のSKOANZレベル1認定シーカヤックガイドということですが、それもやっぱり運ですか?(笑)
Ryu:いやぁ、試験のときは逆に運を使い果たしてましてね(笑) 大嵐の直後で、SKOANZ試験史上、最低最悪のコンディションでした。受験中にホントに死にかけたんですよ!12名の受験者のうち、11名が玉砕して、私だけが辛うじてギリギリ合格しました。ですから、実力です(笑) でも、もう2度とゴメンです。実はカミゾノ(神薗 光子氏)もあの資格を狙ってるらしいんですけど、大丈夫かなぁ・・・。


Ryu― (そりゃきっと呪われてたんですよ。)しかし、カヤック経験のないままに就職して、いきなり本場中の本場でプロになってしまうとは、またスゴイ話ですねぇ。
Ryu:今思えば、本場中の本場、しかもその中でもトップカンパニーだからそういう芸当ができたんですよ。見込みさえあれば、まったくの素人でも短期間でプロフェッショナルに仕立て上げられるだけのノウハウを持った会社だったんです。


― そういう意味でも、ものすごくラッキーだったわけですね。
Ryu:そうです。ただ自分自身も、お客様の生命を預かる重圧で、最初の頃はしばらく夜も眠れないほどプレッシャーとストレスを背負って必死に修行しましたねぇ。今では後輩ガイド達を指導する身になってますけど、彼らの面倒を見つつ思い返してみても、よくあれだけの短期間でSKOANZ試験合格レベルに達したなと思いますよ。自分でいうのも変な話ですけど、あんなスピードで上達してSKOANZ合格した人間は、自分以外ではまだお目にかかっていないです。合格者の中では、間違いなく私がパドリング歴最短記録ですよ。


― なるほど、一応やっぱりご苦労はなさったんですね(笑) ところでAT/NPを「世界一」といいますが、具体的には他と何がどう違うのでしょう?
Ryu:メインの客層が、この手のアドヴェンチャー・ツアーに慣れている、つまり目のよく肥えた、世界各国からの旅行者だというのが大きなポイントだと思います。要するに、ごまかしがきかないんですよ。費用対効果に優れた、非常に高品質な商品じゃないと、すぐにクレームものです。 「こんなツアーに金を払えるか!許しがたい!全額払い戻した上で、今日1日を無駄にした責任をとって、損害賠償しろ!」 ってね。そういうのが大好きな国からいらっしゃるお客様も多いですからねぇ(笑)


― そういう厳しい客層が「エイベル・タズマン方式」といわれる高度なガイディング技術を生んだわけですね。
Ryu:そうです。ただ、まだ他にも、もう2つほど大きな理由があるんです。


― ほう。厳しい客層以外に、2つですか?で、その1つ目は?
Ryu:まず1つには、AT/NPの会社は、経験や技術でお客様をクラス分けをしないので、一つのグループの中でも客層はさまざまなんです。例えば初挑戦の方とプロ・パドラーが混ざる、10代の若者もいれば70代のカップルもいる、中国人とイスラエル人が同じ艇に乗る、さらに時には全盲の方や下半身不随の方もいる。そういう混成グループを、まんべんなく、つつがなくおもてなししていれば、やっぱり高度にガイディング技術は発達しますよね。


― なるほどぉ、そりゃ大変そうだ。で、もう1つは?
Ryu:競争です。


― あ、AT/NPには17社の会社があるんでしたね。
Ryu:確かにAT/NP内での17社の競争も熾烈なんですけど、それだけじゃないんです。


― とおっしゃいますと?
Ryu:お客様達は、NZを旅行しながら、他にもたっくさんのアウトドア・ガイドツアーを体験されるわけです。今思いつくままにざっと挙げても、ラフティング、リバーカヤック、スカイダイヴィング、氷河ウォーク、トレッキング、ホースライディング、ドルフィンスイム、ホェールウォッチング、スキューバダイヴィングなどなど・・・。なんせ、NZは世界一のアウトドア・ツアー大国ですから、この手のものはホントに数え切れないほどありますし、逆にいえば「NZ旅行=アウトドア三昧」といっても過言じゃないほどです。ですから、こういう全国の類似他業種も、すべてライバルなわけですよ。極端な話、一流ホテルのサービスにだって負けたくないんですよ、我々は。やっぱり、
「NZ旅行の中で、エイベル・タズマン国立公園のシーカヤックが一番よかった」
と言ってもらいたいですからね。 蛇足ですけど、つい先日イギリス人のお客様からATKに手紙が届きましてね、
「国中で色んなアウトドア・ツアーやったし、シーカヤックツアーも3つやったけど、ATKが文句なくNo.1だった。貴社と、私の担当ガイドRyuには心よりお礼を言いたい。」
っていう内容でした。こういうフィードバックをいただくと、「してやったり!」って感じで嬉しいですね。


― はぁ、他業種まで視野に入れての切磋琢磨なわけですか。そりゃ日本では思いもよらない発想ですね。ではそうやって培われた高度な技術というのは、具体的にはどういうものでしょう?
Ryu:一言でいうのは難しいんですが、例えていうならば、超一流ガイドは「一流アウトドアズマン」で「一流カヤッカー」で「一流インストラクター」なのはもちろん、「一流コック」で「一流ツアー・コンダクター」で「一流エンターテイナー」で「一流ファースト・エイダー(救急救命士)」で「一流レスキュー隊員」でもあると、私は思っています。こうした技術を総合すれば、エイベル・タズマン式のガイディング技術になります。


― そりゃすごいわ・・・。なんか特殊部隊工作員みたいですね(笑) しかし、素人さんばかりならまだしも、それだけメンバー構成がバラバラだとやっぱり大変でしょうね。
Ryu:よく勘違いされるんですけどね、ベテランのお客様の方が、かえってガイドは楽なんですよ。彼らはある程度ご自分自身の面倒を見られるし、彼らの期待はガイドにとっても予測がつきやすい。なんせ同じ「パドラー同士」ですから。逆に初心者の場合は、技術不足をガイドがカバーしなきゃいけないし、彼らのニーズや期待は突拍子もなかったりします。ですから、それにキチンと対応するには、カヤックが上手いだけじゃダメで、高度なカスタマーケア技術も必要です。さらにベテランと初心者が混ざると、両者を満足させるためには、おっしゃる通り、もうワンランク上の技術がいります。初心者向けに敷居を思いっきり下げると同時に、ベテランに物足りなさを感じさせないように気を配らなくてはならないわけですから。


― なるほど、素人さんの方が大変なんですか。言われてみないと分からないもんですねぇ。それで、AT/NPではそういう難しい混成ツアーが、実際に長年にわたって成功し続けたわけですね?その結果、現在これだけの規模に発展してきた、というわけですね?
Ryu:いいことおっしゃいますねぇ(笑) その通りです。17年の歴史の中で、のべ数百名のガイドが積み重ねてきたノウハウを、現在は約100名の現役ガイドが引き継いでいます。そして、今だって日々ノウハウを蓄積し続けてるんですから、そりゃスゴイのが当たり前ですよ。単なる「ラッキーなホラ吹きの外国人」でも、そんなところで仕事してれば、一応イッパシのガイドになれてしまうという良い見本も、現にここにいます(笑) ですから、これからもAT/NPを凌ぐフィールドはなかなか出てこないでしょうね。エリア内での切磋琢磨だけでも、ものすごいレベルですから、我がATKだってうかうかしていられないんですから。


― そして、そのノウハウを初めて日本に移植したのが、この野遊び屋だと。
Ryu:そうです、待ってました、その話題(笑) この「エイベル・タズマン方式ガイディング技術」は、AT/NP特有の事情が育んだスキルですから、今までは日本にはまったく紹介されていなかったはずです。なんせ、この「エイベル・タズマン方式」っていう言葉自体、私の作った造語なんですから(笑) ま、それはともかく、ATKでカヤックを楽しんだ日本人のお客様が、
「日本でも同じことをやりたい」
「日本にはスクールばっかりで、こういう気軽な会社がない」
とおっしゃるのを以前からよく耳にしていまして、なんとかこのノウハウを日本に持ち込めないかと考えていたんです。ですから、野遊び屋は願ってもない絶好の機会でしたね。


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