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「野遊び屋ニュージーランド・ツアー」レポート

2002年11月下旬、これから夏を迎えようとするニュージーランドに降り立ったのはおなじみの野遊び屋スタッフと、昨年開催した野遊び屋の企画「ニュージーランドご招待キャンペーン」の当選者のご主人の西山宏和さん(当選者ご本人は棄権)、そして我々との珍道中を楽しもうと一般からご参加いただいた只腰陽一郎さんの6名。このメンバーが夏の間野遊び屋でも活躍したリュウをガイドに、エイベル・タズマンの海で思いっきり遊んできました。

これはその旅の報告です。



丘からみたエイベル・タズマンの海。
エイベル・タズマン国立公園はニュージーランドの南島にある、紺碧の海と黄金色のビーチ、そして深い森の緑のコントラストが美しいエリアです。この豊かな自然を満喫する方法は沢山ありますが、まずは歩くこと。海岸線をいく「コースト・トラック」をはじめ国立公園の中には整備されたトラックがいくつもあります。そしてもうひとつのエイベル・タズマンの楽しみ方、それがシーカヤックでの「海上散歩」。実はこのエリアではメッカとも言えるほどシーカヤック使ったツアーが盛んに行われていて、17ものカンパニーが多彩なプランを組んで世界中からやってくる観光客を海に連れ出しています。今回私たちはリュウの所属するエイベル・タズマン・カヤックス(ATK)が我々のために特別に用意してくれた2日間のシーカヤック・キャンプ・ツアーでこのエリアの海上散歩を楽しむことにしました。

2日間のツアーのスタート。冗談を飛ばしながら陽気にすすみます。
さて、イメージを見てもお分かりのようにトロピカルな雰囲気の漂うエイベル・タズマンの海。よく「絵葉書から抜け出たような」なんて言い方がされますが、まさにそんな感じです。こんな所をカヤックで進んでいると「こんなふうに遊べる私たちは何てカホウ者なんだろう」と悦に入るわけですが、はじめにこの2日間のツアーをまとめてしまうなら「イルカは出るわ、オットセイは出るわ、フィールドも最高、うまいモンたらふく食って、至れりつくせり、ああ、楽しかった!」という具合になります。そんな濃厚な内容の中、特に印象深かったのは「ラグーン・トリップ」です。

これがラグーン。
ね、探検のニオイがするでしょ!?
エイベル・タズマンの海は干満差が大きくてその差は最大4.8メートルもあるのだとか。それぐらい大きな差があると、海岸線は時間を追うごとに違う表情に変わるわけですが、中には満々と水をたたえた入り江(ラグーン)が潮が動きとともに消えていき、最後には陸地になってしまうポイントが何カ所かあるのです。勿論満ち潮の時はその逆が起こるわけですが、この現象は歩く人にとっても、漕ぐ人にとっても「エイベル・タズマン的な」こと。
実はこの水中に隠れてしまうポイントもれっきとしたコースト・トラックの一部だったりするのです。タイダル・ウォークといわれるコースト・トラックの名物なのですが、このポイントを歩くトレッカーは潮汐表を見ながらラグーンが干上がる頃合いを見計らって先を進み(タイミングを間違えたトレッカーはザックを頭にかかえて水に濡れながら渡ることになります)、我々カヤッカーはトレッカーとは逆に水があるうちにラグーンをつかまえ、カヤックで森の奥深くに入り込み、辺りを探索するのです。「一日のうちに数度、現れては消えるラグーン」とは、なんだかロマンの香りが漂いませんか?もちろんあまりそこで長居をしてると干上がったラグーンにシーカヤックごと取り残されてしまう危険性は十分に潜んでいるのですが。

エイベル・タズマンに注ぐ川の河口付近。
海水と淡水が混ざっているのでパドルを入れると独特の渦ができます。
実際に私たちがラグーンに向けて出発したのも既に潮がひき始めていた時間帯だったので、お目当ての場所に着いた頃には水位は幾分低くなっていましたが、それでもシーカヤックで進むには十分の深さ。浅瀬に写る自分たちのカヤックの影と、澄んだ水の色合いに全員がほぉ〜とため息。ふと目を下にやると昔森から倒れこんだのか、巨木が水中に横たわっていて、森からは「キー、キキキキー」と鳥の鳴く声や「バサッ、バサッ」と飛び立つ羽の音が聞こえてきます。辺りに広がる森は日本のものとはかなり趣が違ってシダがたくさん生い茂ってまさしくジャングルそのもの。
「昔、デュモン・ダーヴィルが探検した時もこんな感じだったのかなぁ」
とちょっとした探検気分が味わえました。キレイな海岸線をいくのももちろんいいのだけど、ラグーン・トリップは一味違ったパドリングが楽しめました。

ラグーン・トリップにご満悦の野遊び屋一行。
こんなふうに2日間のツアーを存分に満喫した私たちですが、「そもそもどうして野遊び屋でNZなの?」と思われる方がいるかもしれませんね。もともとアウトドアのさかんなNZではシーカヤックはもちろん、乗馬やラフティングなど観光客むけに沢山のアウトドア・アクティビティがあり、その道のプロを案内役に誰もが気軽に楽しめる「アドベンチャー・ツーリズム」が発達しています。そんな「ニュージーランド方式」のツアーは、まさに私たち野遊び屋が目指すもの。とりわけ年間5万人を超える人々が楽しむエイベル・タズマンでのシーカヤック・ツアーには、私たちにとって見るもの、学ぶべきものが凝縮されています。実際にATKのツアーに参加して、彼らの洗練されたノウハウや国立公園全体が「シーカヤック・フィールド」として整っている環境を目の当たりにしたことはとても参考になりました。スタッフ研修という意味でも今回のツアーの成果は大きなものがあった思います。

これは出艇前の風景。潮がひいて巨大化したビーチをカートで進みます。ちなみに満潮時は奥に見える緑のすぐ手前まで水がきます。これもひとつの「エイベル・タズマン体験」。ただし、野遊び屋ツアーの直後にこのカートは廃止されてしまったので、今では「まぼろしのエイベル・タズマン体験」となってしまいましたが・・・。
二期目を迎える今年。野遊び屋ではニュージーランドで見て感じ取ったことをガイディングのエッセンスとして活かしながら、よりよいツアーを作り出していきたいと考えています。

そして、NZでのシーカヤック・ツアーは2003年も企画しています。今度はあなたも、エイベル・タズマンの海での海上散歩を楽しんでみませんか?

野遊び屋ガイド 神薗 光子



「ニュージーランドご招待キャンペーン」でご参加の、西山宏和さんからもレポートを頂きました。

西山さん、本当にありがとうございました。



今回のツアーの締めくくり、ウォータータクシー。
カヤックごとボートに積んで水煙とともに帰ってきました。
アメリカ大陸以外の国へ行くのは初めて、しかも4年ぶりの海外旅行。同じ英語圏とはいえ南半球の国である。出発前からドキドキしっぱなし。なにせ羊の国、人よりも羊や馬の数のほうが多いのは常識だし、生粋のNZ人の事をなぜか「キーウィ」と呼ぶ。いやはや不思議国であります。そんな日本とは全く違う国に思いを馳せながら、11月も終わるころ大韓航空でのロングフライトの末、無事NZの地を踏むこととなったのです。

さてさてオークランドから国内線で南島のネルソン空港へ到着した我々一行を迎えてくれたのは、ここNZでシーカヤックプロガイドをされているRyuさん一家。ちょうどお昼ということで、ちかくのスモークハウスという地元では有名な色んなスモークを食べれるレストランでランチです。バリうま。

ちょっと見づらいかな?パドルの先に見えてるのは途中出会ったイルカちゃんです。
エイベル・タズマンの海ではたくさんの動物たちと出会えます。
さて本日からのお宿「ベイカーズ・ロッジ」に到着すると夕刻近く・・・とはいっても緯度が高いんで夜の8時半までは明るいから変な感じ。ここはなかなか良い感じのバックパッカーズで、オーナーのウェインとリンリ−夫妻がとても良い人です。BPってのは自分達で食事を作って食べたり、部屋も泊まり客数名でシェアするっていう形の安くて気楽に泊れる安宿のこと。色んな国の旅行者と会話できるってのも、とても勉強になります。お酒も入るし。

こちらはオットセイ。30分ばかり横で一緒に泳いでくれました。
で翌日は早朝からRyuさんの勤務するATK(エイベル・タズマン・カヤックス)の2ディのキャンプツアーに出発。さすがアウトドア大国です、海に出てもゴミ一つ浮いてないし、人工物も皆無。海と空と空気と島しかないってのが、とことん気持ちいい。しかもオットセイは居るわ、イルカは出るわ、ペンギンはもちろん、潜れば超デカサイズのアワビまでいる始末!感動しない訳がありません。しかも海の色は、ブルーっていうかグリーンっていうか・・・表現出来ないくらい。おまけにシーズンは初夏、暑すぎず、人もさほど多くない。ああぁ、生きてて良かった・・・。

シーカヤックのメッカならでは!キャンプ場に用意されたカヤック・ラック。うーん、すごい。
そんな所で夜はキャンプ、食事はもちろんRyuさんとサブガイドのフイア(女性ガイド)の作ってくれるバリウマディナーで満喫。やがて星空の下の砂浜をあるいて少し離れた洞くつへ土ホタルを観に行きました。土ホタルってのは陸の夜光虫みたいなヤツで、真っ暗な洞窟内でプラネタリウムみたいにキラキラ光るんですよね。あんまりロマンチックなんで、寂しくなるくらいッス、男共の顔みてると・・・。

そんなこんなで、帰った後もビール工場見学いったり(実はNZはビール・ワインがめちゃウマなんす)別なツアーに参加したりしたけど、何度でも来たい場所だと実感しました。いいとこ上げると切りがないから、しいて悪いとこあげると物価が安いから、ビール飲み過ぎることかな・・・う〜ん、いいじゃない。

してNZはモノをしっかり使う国なんですな。とにかく身の回りのものは中古品ですべて揃ってしまうほど。そして安い。まぁ品質はピンキリですが、中古品は色んな店で売ってました。中古品好きのわたしとしては目移りしてしょうがなかったっすね。

また来るぞぉ〜!と誓ったエイベル・タズマンの海です。
フリーマーケットに最終日行きましたが、すごく沢山の掘り出し物を売ってます。骨や木を使ったカービングや、花、蜂蜜、骨董品、手作りの品・・ありとあらゆるものが所狭しと並びます。観てるだけでホントたのしい。ふと空を見ると、真っ青な青空が広がってました。ここネルソンの町では、そんな空のことを称えて「サニーネルソン」っていうそうです。NZでももっとも日照時間の長い町なんすね。以前友だちが此処に来た時、無意識に不動産屋へ入ってしまったと語ってましたがその気持ちよーっく分かります。マジ入りたくなります。

あぁ、次は何時来れるのだろうか・・・必ず再びこの地を踏むことを真剣に思わずにはいられない旅でした。おぉ、I Love NZ!

西山 宏和



あるときは野遊び屋のガイド、あるときはエイベル・タズマン・カヤックスのガイド、自称「ガイドの鏡」のリュウ・タカハシも、なにやら南半球でほざいているようです。



チクショー、野遊び屋の同僚連中がみんな「遊び」で漕いでるってのに、なんでオイラだけ「仕事」なんだぁ!しかもヤツらが「お客様」だってんだから、これは絶対に何か間違ってる!!何がイルカだ、何がオットセイだ、何がバリウマだ、チクショー、オイラだって遊びたかったんだぞぉ、あのツアーのときは!!!あんな運のつきまくったツアーなんて、1年のうちでもそう何回もないんだぞぉ!!!!

な、なにぃ!?に、2003年も企画しているだとぉぉぉ!!??ぜ、絶対に次はオイラも遊んでやるからなぁ!!!だ、誰がアイツら相手に仕事なんかするもんか!!!!!ショージぃ、次はオマエが料理番だぁ!ガイドはノブぅ、オマエがやれぇ!!オマエら、ATKでの修行を活かせぇ!!!

ち、チクショー、な、なんか無性に悔しいぞぉ!!!(T-T)

現在はATKのガイド リュウ・タカハシ


 野遊び屋 ask@noasobiya.jp
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